最近、毎週金曜日の教室は静かです。一方、次世代の気候変動活動家たちのマーチや掛け声で外は賑やかです。  グレタ・トゥーンベリという少女が一人で始めたこの運動は、世界160カ国以上、少なくとも2000箇所で何百万人もの学生が毎週金曜日に#FridaysForFutureに参加するという大きなムーブメントに成長しました。

若者たちの道徳的権限の声は、私たちが直面している気候危機の本当の深刻さと緊急性を知らしめ、世界中で権威ある人々を目覚めさせています。

ガーディアン紙に掲載された記事では、学校ストライキの参加者たちは全ての人々に対して、9月のグローバル気候マーチに参加するよう呼びかけています。

学校ストライキには心を動かされるけれど、何をしたらいいのか悩んでいるなら、この3つの気候マーチをサポートする方法を参考にしてください。

1. グローバル気候マーチに参加する

Fridays For Futureに参加している学生たちは 私たち皆に訴えかけています: 若者、保護者、働いている人たち、定年退職している人、関わることのできる人々は全員、グローバル気候マーチや、9月20日から一週間かけて行われる様々なイベントに参加しましょう。

世界は気候危機という緊急事態に直面しています。世界中の人々が、「現状維持をしていこう」という政府の態度の打開を目指し立ち上がります。 若者たちは、気候の緊急事態について知っている、もしくは恐れを抱きつつも、これまで何もせずに眺めていた何百万人もの人たちが、今度こそ若者たちを応援してくれることを期待しています。

若者たちとともにマーチに参加し、化石燃料時代に終止符を打ち、取り返しのつかない気候変動危機を避けるための緊急対策を取るよう求めましょう。 9月20日からの一週間、気候マーチや様々なイベントが開催されます。

グローバル気候マーチに参加する

2. グローバル気候マーチを広める

文字通りとても簡単です。 あなたの知り合いに、学校ストライキや学生たちがすでに成し遂げたこと、そして若者を支援する大人の役割についてについて話してみましょう。  なぜ今すぐ気候変動のために行動することが大切なのか、あなたの思いを共有しましょう。 知り合いにグレタの気候危機に関するメッセージや、グレタの力強いスピーチを共有しましょう。

みんなに9月までに開催される予定の学校ストライキの開催地がどこか、この地図を使ってシェアしてください。 

Fridays for Future Tokyo にした若者たち

もしあなた自身がグローバル気候マーチに参加し共有する際には若者たちの様々な意見を尊重し、スピーチに耳を傾けましょう。 彼らの生の声を届ける方法として、若者になぜストライキに参加するのか聞いてみましょう。(SNSに投稿する際には彼らの許可をもらいましょう。 メディアで報じられない若い人たちの声を拡散しましょう。 その場の雰囲気を伝えたり、面白いバナーがあれば写真をとったり、素敵な歌は撮影し、楽しみましょう! そして#climate strike や#fridaysforfuture のハッシュタグをつけるのを忘れないように!

もしあなたが親御さんや保護者なら、子どもたちがマーチに参加したいというのであれば、ぜひ許可してあげてください。 もし雇用者であれば、同じように従業員にもマーチへの参加を許可してください。  自ら見本となり、周りの人を導きましょう。

一生懸命なあなたには、他人を動かす十分な力があります。 

忘れてはいけないのはあなたの役割は若い人たちの声を聞き、彼らのアクションを広げることであって介入し、リーダーシップを奪うことではありません。 あなたの周りの若者たちの懸念や希望、信念に耳を傾けましょう。 若者たちの声を真剣に聞きましょう。 他の大人たちと話す時に、若者たちの味方でいましょう。 学校ストライキに参加する子どもたちに味方であることを明確に示し、子どもたちが参加できないような場所があれば、代わりに彼らのメッセージを伝えましょう。

FacebookやTwitterでこのビデオをシェアして、友達や家族にグローバル気候マーチやこれから行われる様々なアクションについて知らせましょう。

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3. 地域で気候マーチを企画する

気候マーチを支援するため、自分が所属しているネットワークを活用しよう。 例えば、あなたが所属する組織やクラブなどを考えてみましょう。 もしかしたら保護者の会や読書会のメンバーではありませんか? 次の会合で、気候マーチについて話してみましょう。ソーシャルメディアにアクセスして、支援声明をシェアしましょう。連帯のアクションやイベントを計画しましょう。

知り合いや、その伝手で地元のラジオ局や新聞社のレポーターはいませんか? 彼らにFridays For Future などの若者の活動を報道してもらえるよう頼んでみましょう。 ひょっとして、地元の政治家や地元行政に知り合いがいませんか? 彼らに連絡して、気候マーチを広げるよう頼んでみましょう。もしくはこのような若者の活動を応援するようお願いしましょう!

すでに気候変動に取り組むグループに関わっているのであれば、どのように参加するか、9月20日のグローバルマーチにむけて盛り上がりを維持するためにどんな手助けできるか考えてみましょう。 あなたのアクションを、Fridays For Futureなどの若者の活動と明確に関連づけましょう。(例えば「Fridays For Future の学生たちの呼びかけに応え、私たちもアクションを行います」など)

新たなリソースもあるのでぜひチェックしてください。  気候変動レジスタンスハンドブック (→日本語に翻訳される予定です。しばしお待ちください。)

初めて#climatestrike に参加したウクライナ・オデッサの学生たち(5月24日)