気候ムーブメントの拡大
9/20-27 にわたり繰り広げられた、素晴らしいグローバル気候マーチは、数々のメディアに取り上げられました。
かつてこれほど大勢の人々が一斉に動員したことはありません。この1週間で、760万という画期的な動員数を達成したのです。
少人数のものから数十万人規模のものまで、世界181カ国でクリエイティブかつ大胆な数々のアクションが繰り広げられました。そのどれも、今すぐ変化を起こすことを求め闘う人々による、力強い意志表示なのです。
そんな世界中の人々と意志を同じくしてきたあなたが、 どのような形で力を発揮してきたか、アンケートを通じお聞かせいただけませんか?
今回の脱化石燃料ニュースでは、まだご覧になっていない方のために、グローバル気候マーチで注目されたシーンやエキサイティングなニュースをお届けします。
アクション再び
9月27日金曜日、グローバル気候マーチ第2弾が再び世界を席巻しました。 ニュージーランドでは、人口の3.5%が街頭に結集、変化を起こすキッカケとなる動員数を達成したのです。
ニュージーランドの一部の町や都市、またトケラウをはじめとした島嶼群の自治領などでは、さらに高い参加率が報告されています。
1日が終わる頃には、インド、韓国、イタリア、ポルトガル、ガーナ、スペイン、カナダ、アルゼンチンをはじめとした世界各地で数百万人が街頭を埋め尽くしました。
「よくもそんなことを」:ニューヨークの国連で最高にパワフルなスピーチを聞かせてくれたグレタ・トゥーンベリさんは、史上最大の気候抗議アクションが繰り広げられる中、対策を怠ってきた各国各界のリーダーを非難しました。
ワシントンDCでは、様々な分野の活動家たちが団結。一部の道路を封鎖し、化石燃料産業に対する緊急措置を講じるよう要請しました。
9月20日、アフリカ各地でも大勢の市民が街頭に集結。その1週間後、再びチャド、タンザニア、ナイジェリア、ガーナをはじめとしたアフリカ各国で、石炭に依存しない再生可能エネルギーの未来を求め、素晴らしい数々のアクションが繰り広げられました。
南アフリカの労働組合は現在、再び労働者主導でゼネストを行うことについて検討しています。
変化のとき: 1週間にわたり繰り広げられた、グローバル気候マーチはいったん終了ですが、さらなる気候アクションに向けた準備は着々と進められています。
Fridays for Future(未来のための金曜日)は、引き続き地域のリーダーに働きかけていくため、毎週金曜日、各地でマーチを開催するよう呼びかけると同時に、世界規模のマーチ開催に向けた準備も進めています。
環境保護団体「エクスティンクション・レベリオン」は10月7日から2週間、「インターナショナル・レベリオン」を開催、世界各地でいっそうパワフルなアクションを展開しました。
メディアで報じられないストーリー
アルゼンチンの活動家2人が、パタゴニア北部で行われている化石燃料開発の危険性について声を上げています。この問題を徹底的に追求するため、2人にインタビューしました。 今、シェールオイル・ガス田を抱える、パタゴニアの広大なバカ・ムエルタ鉱区は、抵抗を象徴する場所になりつつあります。
自分の力を発揮する
次に何が起きるかは私たち次第です。 このまま「普段通り」の状態に戻ってしまってはいけません。 各国政府や化石燃料産業、そして同産業に資金提供を行う銀行に対し、引き続き圧力を高めていく必要があります。
アクションは、どなたでも参加できます。平等的、公正的な化石燃料ゼロの世界を目指す様々なアクションを見つけ、参加しましょう。
この流れを絶やさず、より多くの友だちを気候ムーブメントにお誘いください。また次のアクションに参加したり、ご自分でトレーニングを受けアクションを主催したりしていきましょう!