2019年9月20日〜27日(日本:9月20日)
760万もの人々が気候マーチに参加。これは歴史上最大級の気候マーチです。
ニューヨーク、ジャカルタ、メルボルン、ベルリン、イスタンブール、グアダラハラ、アンマン… 世界中の大都市から小さな村々に至るまで、気候を守ろうと数百万もの人々が手を取り合い、声をあげたのです。 私たちにはつながることで力強いメッセージを伝えられることをグローバル気候マーチで確認できました。
持続的な未来を選ぶためには、ひきつづき世界中で皆さんの声が必要です。 未来に何が起きるかは、私たちの行動にかかっています。1度限りのものとしないよう、一緒に取り組んでいきましょう。世界中のどこにいても、何かしらの参加ができるはずです。
世界 760万人以上
185 カ国
3024 企業
73 労働組合
820 団体
8583 ウェブサイト
6135 アクション
が展開されました。
TOKYO
SENDAI
KYOTO
FUKUOKA
「僕たちの未来がなくなる」
–毎日新聞
日本人が知らない世界のトレンド「気候正義」とは?
– Yahooニュース
COVERING CLIMATE NOW
–朝日新聞
クローズアップ現代:16才の少女が訴える 温暖化非常事態
–NHK
Millions attend global climate strike
–BBC
Protesting Climate Change, Young People Take to Streets in a Global Strike
– New York Times
グローバル気候マーチをセレブが応援
– ELLE JAPAN
この女の子が、毎週金曜に「学校をサボる理由」を知っていますか?
– BuzzFeed
「僕は気候変動で死ぬ」世界同時デモに動いた子どもたちの切迫感と日本の温度差
– BUSINESS INSIDER JAPAN
大学生が地球温暖化対策を訴える
– NHK 関西
気候変動対策の強化求め行進 京都で「グローバル気候マーチ」
– 京都新聞
Japanese activists join global climate strike ahead of U.N. summit on global warming
– The Japan Times
気候対策求め760万人がマーチに参加
大人も初の参加となった第1回目のグローバル気候マーチは、歴史的な一週間となりました。
オーストラリアでは、前回の気候マーチの記録を上回る、40万人以上の人々が参加、またベルリンだけでも27万人の人々が街頭を埋め尽くしました。 その力強く美しい光景を収めた数々の写真が、太平洋地域、東アジア、南アジアの国々から届きました。
9月23日の国連気候行動サミットでは、各国の政府代表に、なんとしても伝えなければいけないことがありました。 それは、クライメート・ジャスティス(気候の公平性)に根ざした意欲的な気候対策を策定すること、そして化石燃料に頼り切っていた時代を終わらせることです。
日本: 日本では、23都道府県で5000人以上が参加。27ヶ所でイベントが行われました。その中でも東京で行われたマーチが最大級で、参加者は国連大学から表参道を通り抜け、さらに渋谷駅ハチ公像前を通り、「What do we want? Climate justice! When do we want it? Now!(欲しいものはなんだ?ー気候正義!いつ欲しいんだ?ー今だ!)」と呼びかけながら歩きました。また、東京でのマーチの企画の中心となった学生有志団体Fridays For Future Tokyoは9月13日に東京都議会に対して「気候非常事態宣言」の発令を求める要請書を提出しています。
9月20日バヌアツ。撮影:Dan McGarry
太平洋地域から日は昇る: 最初のアクションは、ソロモン諸島にある世界最大の礁湖、マルボラグーンからスタートでした。ラグーンの岸にボートを漕いでやってきた活動家たちは、戦士の姿で伝統舞踊を披露しました。 「音楽、伝統、風習、アート、そしてストーリーテリングを通じ、太平洋諸島の人々と共感しあいながら、気候変動の最前線で何が起きているかを、世界中の皆と共有します。そうすることで、マーチに参加する国際社会の皆様と連帯し立ち上がるのです。」 太平洋地域では、合わせて30以上のイベントが開催されました。
メルボルンとシドニーでは前回の参加者数を上回り、またオーストラリア全体のマーチ参加者数は40万人を超えました。同国各地から続々と最新情報が届く中、明日には、さらにこの数字が伸びることになるでしょう。 シドニーでは、市街地の主要道路が閉鎖されました。 またオーストラリアの海運労働組合によると、港湾運営会社、ハチソンポートに勤める港湾労働者およそ380人が仕事を休みマーチに参加しました。
雨が降る中、安全な未来を求めるムンバイの子どもたち。撮影:Fridays for Future Mumbai
南アジア:インド各地では70以上のイベントが開催され、色とりどりの熱気にあふれる1日となりました。 ネパールで開かれた集会では、ヒマラヤ山脈への気候の影響を明確にした上、石油および天然ガス採掘に向けた、政府による耐震テストに抗議しました。 日中の気温が摂氏41℃にまで上昇した、パキスタンの街ゴーキ(Ghotki)では、人々が気候正義を求め声を上げました。
ウクライナの首都キエフ。撮影:350 EECCA
東ヨーロッパおよびコーカサス地方 史上最大規模の気候マーチとなったことを、キエフの主催者たちは興奮気味に伝えてくれました。 またジョージアの首都トビリシでは、3日間にわたるマーチが開催され、東ヨーロッパとコーカサス地方では、上記以外にも様々なアクションが催されました。
南アフリカ: ヨハネスブルグでは、石炭から再生可能エネルギーへの、公正な移行を後押しするため、気候マーチが開催されました。 気候マーチを皮切りに、今後1週間は各地でビーチ・クリーンアップから、都市におけるガーデニング、リサイクルを利用したアート・ワークショップに至るまで、ポジティブな気候アクションが開催。 さらに80万人の労働組合員を抱える、南アフリカ労働組合連盟も気候マーチを支援しました。
FridaysforFutureによるベルリン・マーチ。撮影:Carmen Viñas
ベルリンでも: 複数の公共交通機関がストップしたにも関わらず、 ベルリンのマーチは、参加者27万人集まりました!ベルリンの別の場所では、橋を封鎖するアクションも行われました。
ドイツ各地で行われたマーチやストライキは、計500件を上回ります。さらにイタリア、ポルトガル、オランダをはじめとした欧州各国でも開催され、初日だけでも、数百万人が参加した見込みです。
ケニアのナイロビから届いたこちらの動画を見ると、元気をもらえます。 マーチ参加者のひとりは、「再生可能エネルギー100%実現に向かって一直線に進むよう、政府に求めるためマーチに参加しました。」とコメントしました。
企業などは、気候マーチとは別の方法で行動を起こしました。これら企業の数は、総計3,000社以上に上ります。オフィスを休みにしたり、社員を休ませたりした企業もあります。また、デジタル気候ストライキの一環として、現在7,350以上のウェブサイトが1日閉鎖したり、オンライン上のグローバルマーチに参加するよう呼びかけました。
素晴らしい初のグローバル気候マーチとなりましたが、今後は私たちの行動にかかっています。 気候マーチをたった1度開催するだけでは変化を起こすことはできません。1週間たったら普段通りの生活に戻るのでは、マーチの効力は薄れてしまいます。
あなたの守りたい人、次の世代に残したいもののために、世界中の皆と一緒に声を上げませんか?